土地探しマニュアル Vol.2
こんな土地の探し方をしていませんか?

普通に探しているつもりでしたが、土地の探し方に問題があったのでしょうか?

● 一般的なインターネットで情報収集(アットホーム・スーモ・一般的な不動産サイトなど)

● 不動産情報誌から情報収集

● フリーペーパー・チラシから情報収集

● 住宅会社にいい土地があればと漠然とまかせている。

 残念ながら、上記のような土地の探し方では、希望の土地にたどり着く確率は非常に低いのです。なぜなら、土地の情報があなたのもとに届くには順番があるからです。

「土地情報」があなたのもとに届くまで

 不動産屋さんは土地売却の依頼がでると次のような手順で情報を流していきます。

不動産情報公開の流れ①

既存の見込み客に対し土地情報を提供する

 不動産会社は土地情報が出た場合には、まず、以前から土地探しの依頼を受けている見込み客に優先して土地情報を提供します。直接依頼を受けているお客様は「不動産会社」からみると優良なお客様です。
 希望に近い物件情報を提供することで広告費をかけることなく売却することができるので、まず自社の見込み客に紹介します。うまくいくとこの業者は仲介手数料3%プラス6万円を売り主と買い主双方からもらう事ができます。これを業界では「両手」といいます。

不動産情報公開の流れ②

懇意にしている住宅会社へ土地情報を提供する

 次に情報を提供するのは懇意にしている住宅会社です。住宅会社にはよい土地さえあれば住宅を建築してもらえる見込み客を多く抱えています。さらには本当に良い土地であるならば住宅会社がその場で現金で買い付けてしまいます。業者にとっても一般顧客とローンなどの面倒な手続きを踏まず決済されますので当然情報はそちらの方に流れていきます。一度取引が成立すると業者は毎回必ず情報を流してきます。この様に当然のことながら「懇意にしている住宅会社」にしか土地情報は流れていかない為、あなたが「土地探し」を依頼している住宅会社に不動産業者とのパイプがなければその土地情報は届かない確率の方が高いのです。我々もこのような手法で良質な分譲用地を日々入手しています。

不動産情報公開の流れ③

業界限定の不動産情報ネットに情報を公開する

 ここ迄いくと、既存のネットワークからはずれ自社で広告を打つには費用がかかる為、とりあえず一般の人が見る事ができない会員限定のサイトに情報を公開し業者間で情報のやりとりをするのです。もちろん弊社でも不動産仕入れ担当者がリアルタイムで物件を調査チェックしています。ここでの業者の仲介手数料は買い主からの3%プラス6万円となります。この取引を「片手、手分かれ」ともいます。

不動産情報公開の流れ④

一般のホームページや不動産情報サイトに掲載する

 ここでようやく一般の人向けに「土地情報」が提供されます。あなたのもとに「土地情報」が届くのです。しかし、ここで問題です。「優良な土地」ほどライバルが多いということです。一般消費者はもちろんのこと、上記で情報を手に入れることの出来なかった住宅会社も新しい土地情報は常にチェックをしています。もしその土地がその住宅会社にとって良い土地であるならばその日のうちに購入の意志を表し(買い付け証明)現金で決済してしまいます。優良な土地であるほど早く購入希望者があらわれるのです。例えていうならイス取りゲームみたいなもの。あなたは毎日インターネットで最新の土地情報をチェックすることができるでしょうか?あなたが、インターネットを見たときには物件は既になくなっているか、他のお客さんがついている可能性が高いのです。

不動産情報公開の流れ⑤

フリーペーパー・チラシ・新聞に掲載する

 順番からするとこれが最後になります。大型の分譲地であればこの方法が最初になることもありますが、それ以外の物件の場合には間違いなく最後です。なぜならこの方法が一番多くの広告費(100 万円前後)が必要になるからです。あなたが情報を得るのもこの機会が一番多いのではないでしょうか? しかし、当然のことながらあなたが新聞を購読していない場合には、チラシ・新聞からの情報を得ることができません。また多くの人が見るのでライバルも多いのです。

この①~⑤のような手順で「土地情報」は消費者のもとに届けられるのです。

土地探しマニュアル Vol.3
優先的に「優良な土地」の情報を手に入れるには?